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最近使っているキーボード ~ Topre Realforce HiPro ~

      2017/05/22

私は実はキーボードマニアで、職場と自宅に20台近いキーボードを所有しています。(正確に数えたことが無いのでわかりませんが。。) ほとんどが英語配列のキーボードです。英語キーボードのメリットについてはいろいろサイトがあります。こちらのサイトなんかは良くまとまっています。

ご紹介したいキーボードはいくつもあるのですが、まずは先日購入したばかりの東プレ「REALFORCE104UG-HiPro」をご紹介しましょう。REALFORCEのハイエンドモデルということで、非常に高価なキーボードです。(記事公開時2万5千円くらい)

ご存じのように東プレの特長はキースイッチにあります。静電容量方式というのは機械的な接触が無いため、クリックも押下感も無く、以前は頼りなくてあまり好きでは無かった (IBMのA01とかを好んで使っていたもので。。) のですが、段々と指の力が無くなってきたのか、今では打鍵の重いキーボードは打てなくなってきており、軽い方が打ちやすくなってきました。REALFORCEは業務用などで使われているそうで、大量のデータを正確に入力できるとのことですが、それを実感できます。

このHiProも他のモデル同様、静電容量方式のスイッチを使っていますが、最大の特徴は「タイプライター風のキートップ」ということです。こちらの記事にも、Amazonのレビューにも「キー天面が湾曲」とか「キートップが凹んでいる」などと書いてありますが、これは昔のキーボードに多かった「シンドリカル・ステップ・スカルプチャー」という形状ですね。以下のサイトが詳しいです。

キートップのお話:シリンドリカル・ステップ・スカルプチャー

この他、Keyboard Mania さんの記事も詳しいです。「ステップスカルプチャー」という単語がわかれば、他にもいろいろ検索に出てきます。要は昔のタイプライターのために開発されたキートップ形状で、文字 (と数字) を入力するための指の動きを最少化できるよう工夫されているということですね。使ってみると、確かに打ちやすいです。こちらの記事にもあるように、まさに

頭の中で思っていることをストレス無くスルスルとタイピングできるキーボード

ということが実感できます。

先ほどちらっと出た IBM の A01 のような古いキーボードも同じ形状ですが、スイッチが重すぎて、今では高速な打鍵はできません。昔はこういうキートップが多かったと思いますが、最近は平べったいキーボードばかりですね。どこかのサイトで読んだのですが、PC用のキーボードは数値の上にファンクションキーがあるので、数値キーが高いシンドリカル・ステップ・スカルプチャーではファンクションキーを押しづらくなる、というのもあるのかも知れません。ノートPCなどではそもそも不可能な形状ですしね。

高価でもあり、誰にでもお勧めできるキーボードではありませんが、タイプ量が多い人には絶対的にお勧めできます。

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